東京都足立区にある五色桜大橋です。

河口から16.5 kmの地点に架かる世界初の2層構造のダブルデッキ式ニールセンローゼ橋です。
ニールセン式とローゼ桁橋の組み合わせた形式の橋になります。

世界初のダブルデッキ式ニールセンローゼ橋

ローゼ桁橋(アーチ橋の一種、ローゼ橋ともいう)
太いアーチ部材に、それよりも細く剛な柱材を取り付けて桁(走行路面)を吊り下げあるいは支える形式のアーチ橋をいいます。下記のランガー橋と違いアーチ部も曲げに対する抵抗を受け持ちます。

ニールセン橋(ローゼ橋の一種)
ニールセン橋は、創始者であるニールセンにちなんだものであり、アーチ系橋の鉛直吊材、斜材をケーブルで置き換えたものを総称しています。

特性として、一般的アーチ橋に比べ弦材の曲げモーメントを軸方向力に増加させることなく低減でき、
吊材の間隔、傾斜角を適切に選定することにより吊材をすべて引張材として設計できます。
通常のアーチ橋に比べてたわみが非常に小さく、移動荷重による変動も少なくすることができます。
斜材にケーブルを用いることにより、橋全体が軽快な感じになります。

世界初の振動で発電する仕組み

橋軸に斜角が付けられた斜橋であり、流心に対し直角になっていません。
日没から22時まで橋の白色LED照明を使用したライトアップが行なわれています。
この橋のLED照明の一部は、道路の振動で発電するタイプのものが採用されています。
これは世界初の試みで、電気エネルギーを振動エネルギーに変換する圧電素子を利用しています。
これは、スピーカーの原理を逆に利用した仕組みで108個のLEDを点灯しています。

橋の管理者は首都高速道路公団です。
また、災害時に防災拠点等に緊急輸送を行なうための、東京都の特定緊急輸送道路に指定されています。
この付近の荒川堤一帯がかつて五色の桜が咲く名所だったことからこの名が付けられました。
2002年に土木学会田中賞を受賞していて、2007年度に全建賞を受賞しています。

参考情報:Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E8%89%B2%E6%A1%9C%E5%A4%A7%E6%A9%8B

参考情報:首都高速道路
https://www.shutoko.co.jp/company/press/h19/data/12/1210/

参考情報:一般社団法人日本橋梁建設協会
https://www.jasbc.or.jp/dspbridge.php?n=50

参考情報:東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/9976?display=b

ロケ地/聖地

19(ジューク)「たいせつなひと」MV

19(ジューク)とは、岡平健治と岩瀬敬吾によるデュオ。
デビュー当初は326(みつる)がビジュアルプロデュース・作詞を担当メンバーとして参加していました。1998年結成・2002年3月解散。

「たいせつなひと」は、日本テレビ「劇空間プロ野球2001」イメージソングとして使われました。

受賞

土木学会田中賞 受賞

「土木学会 田中賞」は昭和41年度(1966年度)より、橋梁・構造工学に関する優秀な業績に対して授与されている学会賞です。
橋梁に関する技術の進歩、発展や事業の形成・実施、調査、計画、設計、製作・施工、維持管理等における実践等において、顕著な業績を挙げたと認められる者を対象とする「業績部門」、土木学会刊行物に発表され、計画、設計、製作・施工、維持管理、利活用、考案、歴史・文化、普及・啓発などに関連して、橋梁工学の発展に大きく貢献したと認められる論文、報告等を対象とする「論文部門」、新設あるいは既設の橋梁およびそれに類する構造物で、計画、設計、製作・施工、維持管理、更新、復旧などにおいて特色を有する優れた作品を対象とする「作品部門」、橋梁またはそれに類する構造物に適用され、計画、設計、製作・施工、維持管理、更新、復旧、解体、撤去などの面において特色を有する優れた技術または革新的な技術で、橋梁工学の発展に寄与するものを対象とする「技術部門」の4つの部門があります。
令和5年度より極めて高い評価を得た作品には『最優秀作品賞』を授与します。

参考情報:jsce土木学会田中賞選考委員会
https://committees.jsce.or.jp/tanaka_sho/

全建賞 受賞

全建賞は、我が国の良質な社会資本整備の推進と建設技術の発展を促進するために設けられたものです。 昭和28年(1953年)の全建賞創設以来、日本の社会経済活動を支える根幹的なインフラ整備や、その時々の国民ニーズに沿った幾多の取り組みに授賞がなされてきました。

国、都道府県、市町村、機構・公社等の機関において実施され、地方協会長により推薦された事業(受託を含む)又は施策について、部門(道路・河川・都市・住宅・建築・港湾・鉄道)ごとに分かれて、国土交通省の各専門の担当者による予備審査を経て、さらにその後、大学や民間の学識者を中心とした委員による審査委員会(委員長:石田東生 筑波大学名誉教授・特命教授)を行い、のべ2ヶ月間におよぶ慎重な審査を経た選考が行われます。

参考情報:一般社団法人全日本建設技術協会
https://www.zenken.com/hypusyou/hyousyou.html

撮影場所

〒120-0047 東京都足立区

撮影時期

2024年/11月/昼

撮影方向

撮影素材

素材名:五色桜大橋01

素材名:五色桜大橋02

素材名:五色桜大橋03

素材名:五色桜大橋04

素材名:五色桜大橋05

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